「⼦どもの貧困」について研究しておられる先⽣⽅や、現場で直接⽀援を⾏っている⽅をお招きし、「⼦どもの貧困」にまつわる「教育格差」や「⾷の貧困」などの課題に焦点を当ててパネルディスカッションを⾏います。
【パネリスト】
・阿部 彩 先生(東京都立大学人文社会学部人間社会学科 教授/子ども・若者貧困研究センター センター長)
・加賀 大資 様(NPO法人カタリバ アダチベース 統括責任者)
・河野 司 様(一般社団法人 東京子ども子育て応援団 事務局長)
・湯浅 誠 先生(東京大学先端科学技術研究センター特任教授/全国子ども食堂支援センター・むすびえ 理事長)
【開催趣旨】
2019年現在、⽇本のおよそ7分の1が貧困家庭だという統計が出ています(貧困家庭︓世帯年収が等価世帯所得の中央値の50%に満たない家庭。相対的貧困にある家庭)。つまり30⼈のクラスならばおよそ4⼈が、300⼈の学年ならば40⼈以上が、貧困と呼ばれる環境下にいるということです。
しかし、⽇本社会の中の貧困の実態が社会的に⼗分な認知を得られているとは⾔い難く、⼦どもの貧困への対応策についてもより多くの場で議論される必要があります。そこで、五⽉祭という場で「⼦どもの貧困」について考える機会を提供したいとの思いから、学⽣有志で企画を⽴ち上げました。
本企画では、貧困について研究しておられる先⽣⽅や、現場で直接⽀援を⾏っている⽅をお招きし、「⼦どもの貧困」にまつわる課題の中で、「教育格差」や「⾷の貧困」に焦点を当ててパネルディスカッションを⾏います。
昨今のコロナによってオンライン化の進展が⾒込まれていますが、オンライン環境を整えて教育を受けられるかどうかによる格差の拡⼤も⾒逃せない論点です。また、「⾷」の⽀援はオンラインに移⾏することが難しい分野のひとつでもあります。
⽇本において、貧困は⽬に⾒えにくいところに隠れています。しかし、確実に存在します。皆さんもこれを機に、⼀緒に考えてみませんか︖
パネルディスカッションのテーマ(予定)︓
オンライン環境における「教育格差」/オンライン化による「教育格差」へのアプローチ/「⾷の貧困」とはどういった問題なのか/「⾷の貧困」へのアプローチとして注⽬を集めている「⼦ども⾷堂」「フードバンク」の展開/今後の展望 など
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東大で考える子どもの貧困と社会貢献 ~私たちにできること:「食」と「教育」からのアプローチ~
「⼦どもの貧困」について研究しておられる先⽣⽅や、現場で直接⽀援を⾏っている⽅をお招きし、「⼦どもの貧困」にまつわる課題の中で、「教育格差」や「⾷の貧困」に焦点を当ててパネルディスカッションを⾏います。
20日(日) 14:50~17:30
Zoomのウェビナー機能を用いてイベントを開催します。時間になりましたら、下記URLよりアクセスしてください。
※Zoomのウェビナーにアクセスできない場合にはこちらのリンクからご視聴ください。
14:50~15:00 | 開場 |
15:00~15:10 | オープニング |
15:10~16:10 | パネリストによる発表 |
16:10~16:20 | 休憩 |
16:20~16:50 | パネリストによるクロストーク |
16:50~17:20 | 参加者からの質問を拾い上げながらディスカッション |
17:20~17:30 | クロージング |
団体紹介
子供の貧困を考えるCO-ONnext
CO-ONnext(こねくと)は⼦どもの貧困に問題意識を持って集まった現役東⼤⽣による学⽣団体です。
私たちは、最⼤限⼦どもの貧困が解消されている状態に向けて、次のような社会の実現が必要と考えます。
①⼈々が、他者のことを想像できる社会
②誰もが安全・安⼼・対等に暮らせ、⼈間としての尊厳が維持できる社会
私たちは、⼦どもの貧困が最⼤限解消された社会の実現を⽬指して、
①⼦どもの貧困に対するアクションの⽀援
②情報発信のプラットフォームづくり
を⾏っています。