東大オケ(東京大学音楽部管弦楽団)の有志による室内楽の演奏を公開します。五月祭2日目の9:30〜11:00には第二食堂3階ホールにて室内楽の演奏会も行います(LIVE配信を行います)。中規模の合奏や弦楽器によるアンサンブルなど様々な編成での演奏をお楽しみください!
当管弦楽団は1920年、東京帝国大学音楽部として発足しました。当時はオーケストラといえば、宮内 省や上野の音楽学校の他には九州大・慶應大などいくつかの大学にあるに過ぎず、プロのオケはまだ 誕生していませんでした。その後楽器や楽譜の調達に苦労しながらも発展し、大正から昭和初期にかけ ては本邦初演の曲も少なくなかったとのことです。戦後本郷とは別に旧制一高のオケを前身として駒場にもオケが誕生し、最初は別々に演奏活動を行っ ていましたが1953年に合併しました。昭和30年代(1955年以降)に入ってから著しい発展を遂げ、特に 1959年に早川正昭氏が常任指揮者に就任して以来近代曲なども意欲的に取り上げるようになり、部員 も増え昭和30年代末までには100人を越えるようになりました。そして1966 年にはヨーロッパ演奏旅行を 行い好評を博しました。その後東大紛争下の新入生の募集停止による部員減少などを始めとする数多くの困難に直面しまし たが、現在では約130人の部員を擁する大規模なオーケストラへと発展しています。創立以来近衛秀麿・ 柴田南雄・別宮貞雄・早川正昭の各氏をはじめ音楽界に数多くの人材を送り出しており、また107回の定期演奏会をはじめ演奏旅行も多数行なっています。