半導体素子に人工知能（AI）と、昨今話題のトピックに迫る講演会をご用意しました。これらの技術の工学的な応用はもちろん、その哲学的な意味にまで迫る60分間となっています。2名の教授を迎え、来場者の皆さまとともに理解を深める場を目指します。

半導体素子の実際

今年の五月祭のテーマ「心を駆動する。」は素子がモチーフとなっています。
素子といえば半導体。しかしながら、半導体素子と聞いても実際どのように活用されている技術なのかピンとこない方も多いでしょう。
いまだに可能性が広がり続ける半導体素子の世界を、この分野の第一人者である高木先生に紹介していただきます。

人工知能は脳を再現するのか

人工知能が囲碁のプロ棋士に勝利した──。そんなニュースを聞いたことがある方も多いでしょう。
そうして世間の注目を浴び続ける人工知能は、半導体素子からなるネットワークの中で動いています。
無機物にすぎない人工知能は、どこまで脳に近づくことができるのでしょうか。また、人工知能の発展によって人類の活動はどう変化するのでしょうか。
そんな難題に「心の哲学」を専門とする鈴木先生とともに迫ります。

講師紹介

高木 信一（たかぎ しんいち）

帝京大学先端総合研究機構 特任教授

略歴
1987年　東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士後期課程修了、工学博士
1987年　株式会社東芝 総合研究所
2003年　東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻 教授
2025年〜　帝京大学先端総合研究機構 特任教授

鈴木 貴之（すずき たかゆき）

東京大学大学院総合文化研究科 教授

略歴
2003年　東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻単位取得退学
2005年　博士（学術、東京大学）
2006年　南山大学人文学部 講師
2010年　南山大学人文学部 准教授
2022年〜　東京大学大学院総合文化研究科 教授