工学部マテリアル工学科の学生に行われるたたら製鉄の実演と「学生による研究室探検」の動画配信を通じて、モノづくりの原点であるマテリアル・材料工学についての発表を行います。
今皆さまのお手元にあるモノを何か1つ、思い浮かべてください。それは一体、何からできているでしょうか。私たちの身の回りにあるものは、全て何かしらの素材からできているため、材料工学は私たちの暮らしを支える縁の下の力持ちといえます。
「たたら製鉄」は、日本の伝統ある製鉄法であり、その迫力は映画『もののけ姫』にも描かれています。ありふれた素材の砂鉄からどうやって鉄が生み出されるのか、その様子は必見です。
また、オンラインでは「学生による研究室探検」と題して、当学科の最先端の研究について紹介する映像を配信します。
普段何気なく使っているモノがどのように作られているのか理解することで、私たちの生活が少し違って見えてくるかもしれません。
技術社会発展の基盤となるマテリアルの進化のために、新機能を持つマテリアルの創製、環境に配慮した生産プロセスの開発、そしてマテリアルの循環まで視野に入れた技術の設計、この三つを踏まえて「マテリアル工学科」は、工学のあらゆる分野のみならず、医学や薬学、理学や経済学とも連携した学術ネットワークを形成し、そのハブあるいは " 結び目 " となるという理念を持っています。