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五月祭とは

概要


五月祭(ごがつさい)は毎年5月に本郷・弥生キャンパスで開催される東京大学の学園祭です。
例年約500の団体が参加し、16万人もの方にご来場いただくなど、全国屈指の規模を誇ります。

五月祭当日には模擬店が立ち並び、各所でパフォーマンスが催されるなど、普段は落ち着いた雰囲気のキャンパスも、学園祭特有の高揚感に包まれます。学術研究の最高峰である東京大学ならではの学術的な催しが多く、アカデミックな側面を色濃く感じられることも五月祭の魅力の一つです。
学生の活気と東京大学の知的蓄積が相まって、五月祭に他にはない個性がもたらされています。

今年は4年ぶりに飲食物提供が復活するほか、事前予約が不要なため、すべての方にお越しいただけます。
生まれ変わった五月祭をどうぞお楽しみください。

委員長挨拶


こんにちは。第96期五月祭常任委員会委員長の三島大地です。

五月祭に関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症の影響で、五月祭は第93回から皆さまの来場を制限しての開催となっておりました。今回ようやく事前予約制の撤廃や飲食の制限緩和が行われ、これまでの賑わいを戻すことができる見通しとなり、大変嬉しく思います。

今年の五月祭のテーマは「はなみどり」です。

新緑芽吹く5月という季節に、キャンパスは東大生の熱気で華やかに彩られます。それは仲間と過ごす時間でしょうか。それとも学問に打ち込む日々でしょうか。はたまた挑戦の過程でしょうか。それぞれの青春の1ページが皆さまひとりひとりの体験と重なり合い、眩しい輝きとなって辺りを満たしています。

また同時に「花見鳥」の意味するうぐいすは、静かな冬の終わりと賑やかな春の到来を告げる鳥として知られています。私たちはこの花見鳥に、東大生が1年間蓄えた熱を解放する、夢のような2日間の始まりを告げる役目を託しました。

五月祭らしさ溢れるよりどり緑の世界に、どうぞご期待ください。

第96期五月祭常任委員会 委員長

過去の様子


五月の風/唄頂の大員



サヨナラ踏み出せない昨日までの僕よ
あの風に吹かれても流されないように
晴れ渡る陽の光が鮮やかに映し出す
教室の机の上の赤いノート
五月の気持ちいい風が吹き抜けてく
窓を開けて飛ばされた
赤いノートの切れ端
サヨナラ踏み出せない昨日までの僕よ
あの風に吹かれても流されないように
ずっと

伝えたい何かがあって集まった仲間達と
語り合った大切な日々は過ぎて行く
すれ違っていく人の中に埋もれない君の
その横顔まぶしかった
サヨナラ踏み出せない昨日までの僕よ
あの風に吹かれても流されないように
ずっと

いつもと違うこの時よ
情熱で揺れるこの時よ
終わらないでいて
何度でも
仲間と作るこの時よ
君と笑ったこの時よ
赤いハートに刻みこんで
短く咲くからキレイに見えるだろ
二度と無いこの時を
笑い合える時を
あの風に吹かれたノートの切れ端に
君だけのその色を描き出せるように
ずっと

この楽曲について

五月祭公式イメージソング『五月の風』は2007年に「唱頂の大員」により制作されて以来、毎年五月祭のフィナーレを飾ってきました。

『五月の風』制作のきっかけは委員会からの提案でした。「五月祭に新しい風を吹かせるために、テーマソングをつくることができないか」という提案を唱頂の大員の皆さんが快諾してくださり、五月祭をイメージした楽曲『五月の風』が制作されました。唱頂の大員が高校の文化祭を機に結成されたこともあり、メンバーの方々は学園祭への思い入れをお持ちです。そんな唱頂の大員ならではの、秘めた情熱を表現するために試行錯誤する楽しさや充実感が爽やかに表現された一曲となっています。

唱頂の大員の皆さんによるテーマソングライブが、第96回五月祭の「フィナーレ」でも行われます。五月祭への熱い情熱とともに受け継がれてきた『五月の風』をぜひお楽しみください。