工学部エリアの学術企画を堪能できる「五月祭の歩き方」を紹介します。この順番で回るもよし、この記事を参考にオリジナルのコースを考えるもよし。学術企画を楽しむ際にお役立てください。
工学部エリアに着いたらまずは、工学を直感的に理解できる精密Lab.へ。
ロボットを操作するプログラムを書いて迷路を走破させたり、振動をフィードバックするスーツを用いて衝撃までも再現する「VRボクシング」で遊んでみたり。
多彩な体験型企画を通じて、工学の面白さを実感できます。
魅力あふれる工学の世界を体験した後は、その基礎である材料の世界をのぞいてみましょう。
マテリアル工学科の企画の目玉はたたら製鉄。高さ約3メートルの大釜からの熱と光のエネルギーを感じながら、実際に鉄が作られる過程を間近に見ることができます。
あらゆるものづくりは材料から。すべての工学の基礎となる材料工学を、今こそ体感。
工学部の学科による企画が2つ続きましたが、工学部に限らず、東大生がどんな研究をしているのか、興味がわいてくる頃でしょう。
それが分かるのにかかる時間は、たったの10分。
個性豊かな最前線の研究を、東大の大学院生が分かりやすくかつ面白く紹介します。
「10分」をつまみ食いしていると、いつしか時を忘れてしまうかも。
さまざまな学問をつまみ食いした後は、工学部の企画に戻ります。
東大生が教える電子工作やプログラミング教室、ゲームや謎解き、制作物展示や研究室紹介など、楽しい企画が盛りだくさん。
電気・情報分野に初めて触れる小中学生から、すでに学んだ大人まで、どんな人でも堪能できます。
そのまま工学部2号館の中を歩いて、ものづくりの醍醐味が詰まったTechno Factory2022へ。
プログラミングでロボットを動かしたり、パスタを使って橋を作ったり。材料力学からロボット工学まで、さまざまな機械工学の世界を体験。
自分で手を動かすことで、世の中に隠れている機械工学の活躍を垣間見ることができます。
※事前予約が必要ですのでご注意ください。
続いては、応用物理学系と呼ばれる物理工学科と計数工学科による企画です。
最先端技術が生活とともにある現代ですが、その仕組みや凄さは分かりにくいもの。
ここでは、音声合成などの最先端技術を、目で、耳で、さまざまな角度から体験できます。
応用物理学のレンズを通せば、新たな世界が見えてきます。
工学部エリアの学術企画をめぐるコースもこの企画で最後。
社会基盤学は道路や橋の設計など「ハード」の分野のみならず、防災計画やまちづくりといった「ソフト」の領域をもカバーする学問です。
ゲームや展示などを通し、暮らしを支えるさまざまな技術について楽しみながら学ぶことができます。
※事前予約が必要ですのでご注意ください。